MRってなに?
MRとは何か
MRとは、主に製薬企業に所属する営業部門担当者のことです。英語 Medical Representative (メディカル・リプレゼンタティブ)の頭文字をとった略語で、日本語では医薬情報担当者と呼ばれます。
厚生労働省令第135号「医薬品等の製造販売後安全管理の基準に関する省令」(平成16年9月22日制定)では、MRは次のように規定されています。
医薬情報担当者とは、医薬品の適正な使用に資するために、医療関係者を訪問すること等により安全管理情報を収集し、提供することを主な業務として行う者をいう。
1997年からMR認定資格制度が始ったことにより、MRになるためには、認定試験に合格して認定証を取得する必要があります。
MRの業務
MRの主たる業務は以下のとおりです。
・医薬情報を医療関係者に提供し、医薬品の適正な使用と普及を図ること
・使用された医薬品の有効性情報や安全性情報を医療現場から収集して企業に報告すること
・医療現場から得られた情報を正しい形で医療関係者に伝達すること
製薬企業も一般企業と同じように企業である以上、利益を確保しなければ存続することが出来ません。それゆえ、医薬品に関する情報提供が主たる業務になったとはいえ、依然としてMRは「自社医薬品の普及による営業目標の達成」という職責を負っています。つまりMRもまた、普通の営業担当者と同じように売上を上げなければならないのです。
なお、日本製薬工業協会によって、製薬企業が遵守すべき行動基準を示した「医療用医薬品プロモーションコード」というものが策定されており、MRは、この自主規制に則った高い倫理的自覚のもとに行動しなければなりません。
MRに求められる知識・能力
MRには以下のような専門性の高い知識やスキルが求められます。
・医学、薬学に関する基本的な知識
・コミュニケーションスキル
よって、MRの求人においては、
・薬学部卒
・MR経験者
・接客、販売業務経験者
などの学歴、職歴、
・MR認定試験合格者
・普通自動車運転免許証
などの資格をもつ人材が歓迎されます。
・医療用医薬品プロモーションコード →日本製薬工業協会(製薬協)
・MR認定試験について →(財)医薬情報担当者教育センター
「医師と面会できない」
「時間が足りなくて訪問しきれない」などとお悩みのMRの皆さん。
「地域No.1MRになるためのヒント」を試してみませんか?